宮城共立医院の認知症の取組み
宮城共立医院では認知症の診断や治療を行っております。
仙台市の認知症研修・介護老人保健施設の認知症研修をうけた専門医師が担当します。
宮城共立医院の認知症治療方針
宮城共立医院の認知症方針
- 薬は最低限とします。(良い薬のみ服用)
- 過去の生活を振り返り自信を持たせます(回想法)
- ADLの落ちないようにリハビリをします(体力)
- 社会性を持たせるようにします。(お付き合い)
- 家庭での役割を持ってもらいます。(現役生活延長)
認知症について
認知症の判断基準
当院はデイケア・デイサービスを長年運営しており実績豊富です。
物忘れと認知症の違いは次の表で判断されます。
”心配ない”もの忘れ | ”心配な”もの忘れ | |
---|---|---|
日常生活 | 本人・家族に支障なし | 誰かの生活に支障がある |
日課 | こなしている | こなせない |
もの忘れの内容 | 人や物の名前など一般的なこと | 体験した重要なこと |
ヒントを与えると | 思い出せる | 思い出せない |
もの忘れの進行 | 不変 | 進行・悪化 |
判断力 | 正常 | 低下 |
日時の認識 | 保持 | 混乱 |
もの忘れの自覚 | 自覚している | 自覚していない・認めない |
情緒(気持ち) | 不変 | 怒りっぽい・認めない |
家族の違和感 | 小さい | 大きい |
認知症の分類
認知症の大きく3種類に分類され、それぞれの治療方法があります。
アルツハイマー型認知症 | 脳血管性認知症 | レビー小体型認知症 | |
---|---|---|---|
発症 | 20代で発症するケースも女性に多い | 50歳以降の男性に多い | 70歳前後 若年層にもみられる |
主な原因 | 原因不明の脳の変形で脳が縮む | 脳梗塞、脳出血などにより脳の血液循環が悪くなり発症 | 神経細胞にレビー小体ができ細胞を死滅させる |
主な症状 | 自覚のない物忘れ、時間・場所の検討がつかない等 | 怒りっぽい、涙もろい、手足の感覚障害など | 幻視、妄想や、パーキンソン症状が起こる |
認知症のチェックリスト
認知症の検査について
宮城共立医院では次のような検査で診断を進めます。
- 問診・診察
- 生化学検査
- CTによる画像検査
- HDSR/MMSEなどの認知能検査
- 運動能力検査
- 家族のお困りの相談(介護者への理解)